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febbraio 06, 2011

SAVE THE CAR、だと?

大トヨタ様wがこんなキャンペーンに打っておいでになられました。

SAVE THE CAR - 日本の新しい才能が、クルマをもっと楽しくする! -
『2011年、トヨタがクリエイターたちに呼びかける』

ついに万策尽きたというか開きなおりというか、なーんてことを書きなぐりたくなる気持ちをぐっと抑えて、ここはひとつ大人の対応、じゃなかった一クルマ好きの戯言をば。

ソーシャルアプリを作るアイデアをクリエイターに求める、って時点で、若者にフォーカスしていることは自明の理であって、その昔若者だったワタクシによる、自分の頃との比較学って感じかな。

そもそも家のクルマがなナニで、友達の○○クンちはナニに乗ってて、
次に乗り換えるクルマがなナニで、なーんて話で、充分楽しかったし、

まず高校卒業したら免許とって、
自分のクルマを買って、なーんて、
いわば元服みたいなもんで、これで一人前というか、
そもそも田舎育ちだから生活のための必須アイテムなんだけど、
ヒトと違うクルマでないと、なーんて思ってるのはワタクシくらいで、
新車でポンと買うやつも、兄貴のお下がりのボロいハチロクで走るやつも、
男の○年ローンで後先考えずに飛びついちゃうヤツも、
それぞれに楽しんご、じゃなかった、楽しんでいたような。

クルマが不要、なーんて言っていられるのは都会の子だけで、
いまだに田舎では生活の足であることは事実。
乗らざるを得ない状況下にあっても、これだけ人気がなくなっちゃったのは、

・クルマに乗るリスクが増えた
→法令遵守の下地ができた反面、事故なんか起こせば大変。怪我でもしたら自分も職を失うかも。
 ご法度なのは今も昔もかわらないけど、飲酒運転なんて人生を棒に振るだけ。
 いろんな意味で「のりしろ」がなくなった。
 乗るだけでリスクを背負う、でも乗らなきゃいけない、必要悪でしかない。

・クルマに価値が見出せない
→それこそ「○○に乗っているイケてるオレ様」を妄想するだけでうっとりできたのは昔の話。
 別にモテるわけじゃなし、ただの道具に成り下がった。「モノより思い出」の一言が虚しい。

・慢性的な不況
→所有するだけでなくてガスも喰う。車検も保険もかかる。置き場所も。
 余裕がなければ削るしかない。 好きなクルマの乗るのは楽しいと思っていても。

・環境に対する配慮
→地球温暖化を実感できる昨今。化石燃料を焚いてCO2出しまくりなんて、A級戦犯でしかない。
 ちょっと違うけど、放置自動車もなくなったし、それはそれでいいことなんだけど、結構そういうのを
 見たり、場合によっては乗り込んだり壊したりして(おいおい)クルマに興味持ったりしたもんだし、
 昔ながらの地域に根ざした中古車屋さんも、解体屋さんも減ったなぁ。


難しいのはリスク回避と環境配慮。

リアルな道具である以上、安全性とダイレクトな運転の楽しさはどうやったってトレードオフ。
その昔、衝突安全性を鑑みてジョイント付きの2分割式ステアリングシャフトにしたときですら
「ダイレクトなドライブフィールが損なわれる」
なーんて、当時の好事家がのたもうたそうですし(あ、アッピアは非分割式だ)、

逆に、これはいくらやっても無限ループ。100点満点はないのかも。
だとしたら、そういうもんだと割り切るしかないんですかね。

環境だって、
「モッタイナイ」
の国がよく言うぜ、

っていうくらい、次から次へとモデルチェンジして、CO2出しまくって生産され、
それで経済が成り立っているわけで、
一方で、旧いクルマがスケープゴートにされて、税金も上乗せ、捨てるのもカネが要る。

まだまだいろいろ書きたいことはあるけれど、
とりあえず、自分の好きなクルマを永く乗ることで、
主張していくしかないんじゃないかな。

メーカー各位におかれましては、

メカニズム的にも、デザイン的にも、機能的にも、満足度的にも
「永く乗れる」
クルマの開発を、切に願う次第です。

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Commenti

komiさん

昔より、ほかに楽しいことは増えたとは思いますが、
クルマ自体のもつ(いろんな意味で)面白さのポテンシャルが下がったわけじゃないとも思います。

でも、人の振り見てなんとやら。
ご令息の一言、重く受け止めます。

Scritto da: かまの@ケータイ | febbraio 15, 2011 a 01:03 p.

>「思い当たるところ」・・・

というのが、まあイロイロ有るわけですが、ワタシが一番「ドキ」っとしてしまったのは、「今は、運転している人が楽しそうに見えない」って一言でした。

「自分たちが子供の頃は、運転しているお父さんなり、どこかのおじさんなり、皆楽しそうに運転していた」・・と。

もちろん交通環境が変わってしまったりは有るわけですがね。

確かに家族を乗せて移動中、ちょっとの渋滞で「イラッとしてたり・・・」もう手遅れですOrz・・・

Scritto da: komi | febbraio 14, 2011 a 09:05 p.

komiさん

ご令息、免許皆伝までもう一息ですね。

> 「いろいろ思い当たるところ」


うーむ。
ジェネレーションギャップとか、「ゆとり」、とか、ひとくくりにするのは簡単ですけど。

我々が端境期なんですかね。
すでに還暦を迎えられた某先輩は、
「自動車趣味において自分達はいい時代に生きられたかもね」
なーんて仰ってました。

Scritto da: かまの@Appia Terza Serie | febbraio 11, 2011 a 08:22 p.

丁度いま、ウチの愚息が免許取りに教習所通ってるんですが・・・

全く淡々としてますねぇ・・・
「一生懸命キャンセル待ちして・・・」とか、全然しないんでやんの!

生まれる前から「あって当たり前」のモノになってる世代とはいえ、ちょっとこれではねぇ。

なんて話を、先日していましたら「いろいろ思い当たるところ」というのもあったのでありました。

Scritto da: komi | febbraio 11, 2011 a 11:01 m.

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