駆け込み
先日書いたとおり、安野さんが来月末で鈑金職人としてのキャリアに終止符を打たれます。
せっかく仕上げていただいた我が家のジュリアですが、諸事情、いや、はっきり言うと予算上の都合で助手席側のドア2枚だけ手付かずでありました。
そのうちいつか、と思っていたのですけど、このままでは他の方に委ねるしかなくなってしまいます。せっかくのご縁ですので、というのはこっちの身勝手と重々承知のうえで、安野さんにお願いをしてみました。
このときのためにドアパネル2枚を手に入れておいたのですが、もちろんどちらも中古。コンディションはいまついているドアパネルと五十歩百歩。はてさてどうしたものか。まずはお伺いをというかご相談に、現物を積んで。それから妻とムスメも載せて。
久しぶりにお会いする安野さんは、今までと変わらずにこやかでした。置いてあるクルマの数が少し少なかったのは、そろそろ準備を始められているのかもしれませんね。事務所に奥様もおられましたし。
実車とパネルと見比べていただいて、まぁどちらを生かしたらいいかはやってみないとわからないけど、今ついているパネルのほうのがよさそうかな?とのお見立て。いずれにせよ作業場の空きを待って連絡待ち。
仕事場には、市内にお住まいのAbeさんのスーパーが。まさにフルレストア。安野さん渾身のラストジョブのようです。白無垢を着た花嫁のような、という表現が相応しいような。
うちのドアパネルの作業は、その後にねじ込んでいただけそうです。
「やってみないと、4月末までに間に合うかわからないけどね(笑)」
という条件付ですけど。
最後の小仕事?いやいや、安野さんに限って仕事の大小で手抜かりはないはずです。本当のラストジョブとしていただけるだけでも有難い話です。
正直なところ、伺う当初は、予算的な問題もあって、板金と塗装のみをお願いしたり、できることは自分もやったりしようかな?などと皮算用していました。
でも、現物を見、最適な方法を真剣に検討くださる姿を目の当たりにして、こうして無理言ってお願いしていることを考えると、安いの高いのでお手間をおかけしたりするのは失礼では?と気づき、余計なことは申し上げずに、ただ作業場の空きを待つこととしました。
I commenti per questa nota sono chiusi.
Commenti