« パンダ降ります(その4) | Principale | 南町田のガレージハウス+NEST »

luglio 21, 2008

パンダ降ります(その5)

森の腰の商店街を走っていると、また心停止。
慌てて路肩に寄せ、ボンネットを開けてヒューズボックスを見ると、やっぱり断線。幸い後続も多くなく、実家まで走れればと考え、ドロドロに溶けたヒューズコネクタを引きちぎって線を直結。火傷したけど熱いなんて言っていられない。祈るような気持ちでセルを廻す。


・・・かからない。


今一度ヒューズボックスを見てみる。
ショートした熱で、隣のリレーも焼損しかかっている。
キーをひねっても、燃ポンの作動音がしない。

万事休す。思わず天を仰ぐ。

ちょうど空いている駐車場があったので、妻とムスメを下ろして一人で押すことに。何度か弾みをつけて路肩から上げることに成功。火事場の馬鹿力のせいか、あとで左手の握力が戻らなくなった。結局またアウトスペックさんに泣きつき、ローダーを出動していただくことに。社長のS田さんの機転で、代車まで準備していただけることに。

ローダーが届くまでの間、妻と

「いよいよかもね」
「箱根で停まらなくてよかったね」
「でも、夏にクルマがないのは困るよね」
「これでお別れかな」
「でも、助けられるところで停まってくれるよね」
「パンダはいいやつだね」

などと、残念な気持ちと感謝の念と安堵の想いが一緒になった、なんともいえない会話が続く。

ムスメに

「もしかして、パンダくんとバイバイかもしれないよ」
「ぞうさんのクルマにこうたいしたら、ずっとパンダくんとさよならだよ」

と切り出すと、はじめは

「パンダくんがいい」

と言っていたムスメも

「うん」
「わかった」

と、短く、そっけなくではあるが、応えてくれた。
受け留めざるを得ない状況を子どもながらに理解したのだろうか。

そのうちメカのA木氏がローダーで登場。代車のスイフトを下ろし、メカのA木氏に押してもらってパンダをローダーに積み、助けてあげられなかった忸怩たる想いが強すぎ、見送ることができず、お先に失礼させていだたいた。

その後向かったアウトレットでも心は晴れず、結局ムスメの服を必要に迫られて買っただけ。実家に着くと、見慣れないクルマで来たことはすぐにわかり、事の顛末をすべて吐き出した。

親父も、パンダに乗り続けていることを内心心配していたようで、しっかりと背中を押してくれた。

決めた。乗り換えよう。Yに。

|

« パンダ降ります(その4) | Principale | 南町田のガレージハウス+NEST »

Commenti

indyさん

ええ、エロエロ、いや、いろいろ大変でした(笑)
タイミング、そうですよね。確かにそれはアリですね。
もしもYと目が合っていなければ、意地でもパンダを直していたかもしれないし。
ワタクシも新車から11年乗りましたが、パンダは本当にいいやつです。

そうそう、159もいいですね。V6より4発のが好きです。
また箱根かアウスペさんでお会いできるとよいですね。


Scritto da: かまの@Nuova Super | luglio 26, 2008 a 05:58 m.

鎌野さんご無沙汰です!色々変態、もとい大変でしたね(笑)。

でもね、そういうタイミングだったんでしょうね~。車選びに限らず、人生タイミングって大事ですからね?!

僕はパンダを新車から乗る事が出来たので、まだまだ活躍してもらいます!!

159を買ってから新たにパンダの良さを実感しています。最近室内のあちこちからカラカラ?コロコロ?合唱が始まってますが・・・159が静かなので余計そう感じるのかもしれませんが。

これからはYで楽しいカーライフのページを綴って下さい!!

Scritto da: indy | luglio 25, 2008 a 08:35 p.

ぐっちさん

どうかパンダを永く乗ってあげてください。
主治医もしっかりおられるようですから、パンダもその期待に応えてくれると思います。

やっぱり嗜好が似てますね、安心しました(笑)

Scritto da: かまの@Nuova Super | luglio 24, 2008 a 07:07 m.

苦悩のようすが伝わってきました。残念な決断ですが、前向きな決断だと思います。大切な娘さんのことを思えばですよね。
パンダをもし降りるなら次は何かなぁなんて考えたときがあるのですが、実は僕も「Y」でした(笑)。そのあたり、思考回路が同じかも知れませんね!納車のインプレッションを楽しみにしています。

Scritto da: ぐっち | luglio 23, 2008 a 09:45 p.

さいとうさん

今になってやっとさいとうさんのお気持ちが理解できたような気がします。
小さくてもランチア、大人な乗り物です。

ほんださん

10万キロ乗りたかったような気もしますが、長らく苦楽を共にした仲ですから、労いの気持ちを忘れずにいようと思います。
次期ファーストカー選び、ちょっとネジ巻いていきましょうよ!

Scritto da: かまの@Nuova Super | luglio 23, 2008 a 07:02 m.

そうでしたか・・・、何よりも乗り倒してから最後の最後でお別れ出来たことが不幸中の幸いであったかも知れませんね。

我が家の次期家族運搬車は、未だ何も決まっていません。イヤ、悩みまくっております(笑)。

Scritto da: ほんだ | luglio 22, 2008 a 08:43 m.

複雑な心境ですよね~。私もBXを降りる時、全く同じようにエアコン不調やら路上停止を経験しましたから、心中お察ししますです。
でも、Yってイイですよね!実家の方の知り合いに試乗させてもらった事がありますが、その方が前に乗っていたデドラにも共通するしっとり感がちゃんとしたので、驚きました。もちろん、内装は最高にイケてますしね!

Scritto da: さいとう | luglio 21, 2008 a 10:51 p.

Scrivi un commento



(Non visualizzato con i commenti.)




TrackBack

URL per il TrackBack a questo post:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31635/41921106

Di seguito i weblog con link a パンダ降ります(その5):

« パンダ降ります(その4) | Principale | 南町田のガレージハウス+NEST »