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luglio 21, 2008

パンダ降ります(その4)

いつ臍を曲げるかと戦々恐々としている割には、南足柄の親戚のラーメン屋でお昼を食べてからカフェジュリアに立ち寄って、そのあとアウトスペックさんへ、というなかなかのハードスケジュール。東名も左車線デフォルトで、勿論キックダウンなんていたしません。
ですが、ですがですよ、東名走行中もファンがHiで廻りっぱなし。勿論走ってますからバッテリーがすぐにダメージを喰らうことはないと思いつつも、正直不安がよぎります。ラーメン食べている間にもファンはけたたましく廻りつづけ、途中から静かにはなりましたが、箱根に向かわんと始動すると、今度はファンがLoでしか廻りません。そんなに涼しくもないし、ちょっと厭な感じです。御殿場まではR246、乙女峠もゆっくり登ると、やっぱり箱根は少し涼しいようでほっとします。カフェジュリアにはうち以外にお客さんのパンダ1台、プント1台、外舘さんの奥さんのパンダと、期せずして計4台のフィアット車が揃いました。

奥さんやよーこちゃんには
「パンダ、直りましたね」
「よかったですね」
とお声掛けいただき、複雑な気分。

外舘さんに
「フィアットに占拠されちゃったね」
などと言われ、これからアウトスペックさんに言ってYを試乗するんだとカミングアウト。

「似合わないね」
「ランチアは高級車だから、短パンで試乗はまずいんじゃないの?」

などといつもの手荒な歓迎を受けるも、

「ボクも上の子が生まれて『これじゃまずい』と思ってメルセデス買ったよ」

と意外なお話を伺ったりして。
(でも、下のお子さんが生まれて33ワゴン買っちゃうんですけどね)

背中を押したいのか押したくないのか、まぁ最後は本人が決めることでしょ?と
いうメッセージなのかな?と受け取り、アウトスペックさんに向かうことに。

着くと、すでにYは用意されておりました。
水洗いしただけですよ、と仰るのだけれども、意外なほど外装の状態は悪くない。
事前にお断りして、妻とムスメも同乗して試乗させていただくことに。

静かだし、涼しいし、気になっていたクラッチもさほど可及的速やかに換えなくても大丈夫かもしれない。それよりもなによりも、安心して走れるうえに廻すといい音で応えてくれる。すべてにおいてスムース。しかもこれがもはや「終わっている」
ヒビだらけのタイアで実現しているんだから、もっと化けるかも。
「小さな高級車」
とはよく言ったもんだ。

世間一般では1.4より1.2の評価が高いようだけど、1.2って要はパンダと同じFIREユニット。これにクーラーのコンプレッサーつけたときの負荷は充分判っているつもり。だからいまの我が家には1.4がベストなのだ。そして初期型の外装。黒いモールや円いフォグ、エンリコ・フミアのデザインが一番活きるのはこの形。しかも憧れのランチアブルー。メンテはすでにアウトスペックさんでやられていて、ある程度のネガ潰しも終わっている様子。

社長のS田さんに、

「正直なところ、今日決めて帰ろうとは思っていないのですが」

と申し上げたところ、

「いいですよ、他に商談もありませんし、ゆっくり考えてください」

とのこと。

妻もその乗り心地に、ムスメは赤い象さんに、少なからず心奪われている様子。
とりあえず今晩、ゆっくり考えよう、と思い、丁重にお礼を申し上げ、パンダで御殿場市内へ。

来るべき時が、そこで訪れた。

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