手づかみ
手づかみ食べ真っ盛りの我がムスメ、自我の芽生えかわかりませんが、露骨に好き嫌いを表すようになりました。
彼女の好みは「稲庭うどん」「チヂミ」「豆腐の味噌汁」の3点セットで、それ以外の渾身の力作はことごとく敗北を喫しております。ブロッコリとシーチキンのグラタン、つくねと大根の煮物、キャベツと油揚げのお味噌汁、昨日の朝はついにこの前までニコニコしておねだりしていたトーストまで拒否されました。
妻曰く、これは「ばっかり食べ」というそうで、もっと大きくなってからやられると困るのですが、この時期は一過性のものだとのこと。会心の一撃が出なくてあたりまえなので気楽にね、ということらしいのですが、でもちょっと作る側としては心配だしヘコみますよね。妻の忍耐力に敬服しきり。
昨日は妻の外出もあって、昼夜と食事の仕度をしました。もちろん献立は黄金の(いや、色的には白色の、か)3点セット。好き嫌いが激しいのですが、逆に言えばそれぞれに何を入れても食べるわけで、チヂミには人参のすりおろしやわかめ、にら、うどんにはほうれん草等を適宜追加してあります。
いままではツルツル滑ってうまくつかめなかったうどんも、それなりにコツをつかんだようです。ルネサンス期のイタリア人も手づかみで食べていたそうですから、なんだか人類の進化を身近に見ているようで面白いもんです。
I commenti per questa nota sono chiusi.
Commenti