原風景
我が職場はそれなりに交通量の多い某街道に面しているのですが、一本路地を入ると住宅街だったりします。
内勤のワタクシ、たまには昼休みにふらふらと歩いてみたりもするのですが、気になるハウスメーカーが建築中の家の進捗状況を(勝手に)確認したり、たまにブルドッグやパグの散歩にでくわしたりと、何があるわけでもないのですが結構楽しかったりします。
そんな中、街道沿いの小さなお店にたまに寄ることがあります。昔は煙草屋兼駄菓子屋だったのでしょうか、今では取り扱いはタバコと缶・ペットボトルのジュース、それからカップラーメンのみというラインナップ。街道のはす向かいには中学校がありますから、かつては部活帰りの中坊が入り浸っていたのでしょうが、少子化の昨今、コンビニの台頭や塾通いなど、このお店にとって決してよい環境ではないでしょう。土間に無造作に置かれた冷蔵ケースからペットボトルのお茶を取り出すと、奥から店番のおばちゃんかその息子が必ず出てきます。ガラスの引き戸の向こうには雑然とした生活感ありありの居間が丸見えで、いつもこたつで爺さんがテレビを見ています。
最近、何だかこの風景にやられてしまっています。決して世界遺産にも日本百景にも選ばれないでしょうが(笑)
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